シノの特長
ナットを右回しで締め付けた後にそのまま反対方向に回すとラチェット機構という仕組みで空転させてシノの持ち手の位置だけを戻すことができます。
そのためナットにはめたまま連続で締めたり緩めたりすることが可能です。
シノの用途と使い方
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- ナットの締め付け、緩め
![締め付けと緩めの切り替え部](https://worktools.kikenyoti.com/wp-content/uploads/2021/11/worktool5-300x300.jpg)
締め付けと緩めの切り替え部
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- ナットが緩いときはラチェット機構がはたらかないので頭を押さえながら回します。
- 番線をしばる
縛りたいものに番線をとおして手で一度捻ります。
![番線を一度手でひねる](https://worktools.kikenyoti.com/wp-content/uploads/2021/11/worktool2-300x300.jpg)
番線を一度手でひねる
余っている2本をシノに回して回転させて一度抜きまた差して回転させる。これを繰り返す。
![シノに巻き付けるように回す](https://worktools.kikenyoti.com/wp-content/uploads/2021/11/worktool3-300x300.jpg)
シノに巻き付けるように回す
番線が締まってきいたら完了です。締めすぎると簡単に切れてしまうので注意しましょう。
![結束完了](https://worktools.kikenyoti.com/wp-content/uploads/2021/11/worktool4-300x300.jpg)
締めすぎないように注意
- ずれたボルト穴を合わせる
![シノをボルト穴に刺して合わせる](https://worktools.kikenyoti.com/wp-content/uploads/2021/11/worktool-300x300.jpg)
シノをボルト穴に刺して合わせる
- 隙間を広げる
![シノを隙間に差し込んで広げる](https://worktools.kikenyoti.com/wp-content/uploads/2021/11/worktool1-300x300.jpg)
シノを隙間に差し込んで広げる
シノの正式名称
シノは本来ナットを締めるものですが他にもいろいろ使い道のある道具です。ちなみに私も含めてみんながシノと呼んでいるこの工具の正式名称は両口ラチェットレンチです。先端が曲がったものはシノ付き両口ラチェットレンチといいます。
番線をしばるためのシノーという忍者の道具のような見た目をしたこちらが本来のシノですが両口ラチェットレンチなんて呼びにくいし、ほとんどの人がシノといったらラチェットのついたタイプを想像します。
![シノー](https://worktools.kikenyoti.com/wp-content/uploads/2021/11/4953780001322-300x300.jpg)
引用:DCMオンライン
おすすめのシノ
選ぶシノで変わることは先端が曲がっているものかまっすぐなものかぐらいです。曲がっている方が多少番線がしばりやすいかもしれませんがそんなに変わりません。
特に大きな違いはないのでソケットのサイズで選べば問題ありません。
私の場合はM12の回り止めがついたUナットを扱うことが多いので17と19のものにしています。
足場に使うクランプのナットが17ミリでキャッチクランプのボルトの頭が21ミリなので足場を組むなら17と21の両口ラチェットがいいです。