HIKOKIのインパクトレンチWR36DAの性能と評価

AC/DCアダプターを併用することで実質AC機の中で最強のインパクトレンチになる

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業界トップクラスの締め付けトルク

HIKOKIのインパクトレンチWR36DAは締め付けトルク1100N・mというマキタに次いで2番目に強い力を持っています。

2位という表現をしていますがカタログ表記の締め付けトルクがそのままインパクトの性能というわけではないのでマキタのTW001Gと同クラスと考えてください。

打撃力の切り替えは4段階で調節できるのでボルトのサイズによって使い分けることができます。
ハイコーキの打撃力切り替えボタン

防水、防塵性能IP56

防水等級は6なので雨に濡れる程度はへっちゃらです。ただ注意が必要なのはIP56を取得しているのは本体のみでバッテリーに関しては防水性能がないことです。ちなみにわたしは長年HIKOKI製品を使用していますが雨天での使用で壊れたことはありません。まあビニールを被せるなどすればいいだけの話なので問題ないですね。

WR36DAの性能

価格
95,000円(46,000円)
評価
トルク
1100N・m
回転数(min-1)
0~1500
打撃数(min-1)
0~2900
電源(v)
36
重さ
3.7kg(バッテリ含む)
価格について
価格はメーカー発表のもの()は本体のみの価格

アダプターを使用することでAC100Vで使用可能になる

AC/DCアダプタET36Aを使用すれば36Vの充電インパクトをAC100Vで使うことができます。もちろんこれはHIKOKIの36v機種すべてに使うことができる非常に便利なものです。

AC100Vとして使用していて少し離れた場所で使うときにはバッテリーを差し替えればわざわざ発電機を運ぶ必要もなくなります。

コードの付いた100Vのインパクトレンチの最大締め付けトルクはマキタ、ハイコーキ共に1000N・mなのでWR36DAをAC100Vで使用すれば現状最強のインパクトレンチになります。

HIKOKI(ハイコーキ)の強み

ハイコーキの製品には軽くて取り回しのいいものが多く、36V機種をac100Vでも使えるようにするET36Aやマルチボルトシリーズを展開させてきたあたり、ハイコーキの製品におけるコンセプトは軽量と利便性ではないかと思います。

マルチボルト

マルチボルトとは36Vの蓄電池一つで36Vと18Vのどちらでも使えるというものです。電圧の切り替えも工具本体が自動で行うので使用者が設定するなどの手間はありません。

さらに36Vのバッテリーを18Vで使用すると容量が倍になるので4.0ahが8.0ahになります。一回の充電で行える作業量が大幅に増えるということです。

36V製品のユーザーにとっては18V製品の本体のみを購入すればいいので手が出しやすくなりました。

2022年のHIKOKI(ハイコーキ)

HIKOKI(ハイコーキ)の公式HPの機関紙の中で代表取締役 社長執行役員 吉田 智彦さんは以下のようにコメントしています。

2020年度の日本事業は好調でした。今後も日本市場は安定的に伸びていく市場だと考えています。建築着工件数は減少傾向にありますが、リフォームなどの件数は増える可能性が高く、一定の需要が期待できます。さらに職人さん不足によって、今後は作業者一人当たりの工具使用本数が増えていくとみています。

引用:HIKOKIコーキプレス(機関紙)”新会社設立のごあいさつ”

需要が期待できるとみているようなのでこれからもハイコーキには期待できそうですね。

 
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