マキタのインパクトレンチTW001の性能と評価

マキタ独自の機能を搭載した最強のパワーを誇るインパクトレンチ

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圧倒的な締め付けトルク

マキタのインパクトレンチTW001Gは締め付けトルク値1,350N・mという最強のパワーを誇っていて、ほかのメーカーのインパクトと比べてみても一番強い力を持っているのがわかります。

主要4社の締め付けトルクの比較 
メーカー 製品名 トルク
(N・m)
マキタ TW001G 1,350
HIKOKI WR36DA 1,100
Bosch L-BOXX 1,050
HILTI SIW 9-A223/4 800

便利なオートストップ機能搭載

オートストップモードは一定のトルクがかかるとはたらくインパクトの打撃を利用した機能です。

締め付けのときは打撃がはじまってから最大で1秒後に自動でストップしてくれます。設定できるのは打撃後に即時停止、0.5秒後に停止、1秒後に停止という3段階です。無駄な締めすぎによるバッテリーの無駄遣いや均一な力での仮締めが可能になります。

緩めるときにもオートストップモードを設定することができます。こちらも3段階の設定ができてナットが緩んで打撃しなくなったときに即時停止、0.2~3秒で停止、低速回転になってゆっくり緩めていくというモードを選ぶことができます。

ちょっとだけ緩めたいのに回しすぎてナットが外れおまけに落ちてどこかにいっちゃったなんてこと経験ありませんか?これは鋼材の位置調整などで少しだけナットを緩めたいときにすごく便利な機能だと思います。

マキタTW001Gの性能

価格
92,800円(48,000円)
評価
トルク
1350N・m
回転数(min-1)
0~1,800
打撃数(min-1)
0~2,300
電源(v)
36
重さ
3.8kg (バッテリ含む)
価格について
価格はメーカー発表のもの()は本体のみの価格

マキタの強み

マキタは2020年12月からの1年間の間に40vmaxに対応するモデルをおよそ60機種も増やしていることから40vmaxのラインナップ数の拡充という点にかなり力を入れていることがわかります。
現在(2021年11月)までに40vmaxに対応している製品のラインナップ数は全92モデルになり、今後もまだ増えていくのではないかと予想します。

マキタの40Vmaxラインナップ数

高負荷、過酷な環境にも耐えるタフネス性

マキタは”スマートシステム”の搭載によって高負荷時の作業時間を最大で約2.2倍増やし、バッテリーの寿命も従来のものと比べて約50%アップさせるなど過酷な使用状況にも耐えれるようになっています。

バッテリー本体はケースの中に空間をもたせて衝撃を吸収できる構造と、電池の交換の際に負荷のかかるレールを剛性の高い頑丈なものにするなど物理的な耐久性を保ち、防水3層構造によって水の侵入も防げるようになっています。

マキタのTW001Gは本体、バッテリー共にIP56をクリアしているので高負荷での使用や過酷な環境にも耐えれる耐久性を持っています。

IP56とは防水、防塵規格のことで、防水等級が6、防塵等級が5であることを意味しています。
防水等級6
波浪または全ての方向から強い水流を受けても影響がない
防塵等級5
粉塵が侵入することを防止する

バッテリー40Vmaxの電圧について

もしもインパクトレンチの購入を考えていて「マキタは40Vだからほかのメーカーより4V力が強い」と思ってマキタを選ぼうとしているならそれは間違いです。

40Vmaxという名前ですがこれも36Vですからね

そもそもリチウムイオン二次電池(リチウムイオンバッテリー)1本の公称電圧は(3.6V-3.7V)です。

公称電圧とは電池を通常の状態で使用したときの電圧の目安

電池は直列でつなぐと電圧が倍になるので10個つなぐと36Vになります。(実際にはもっと複雑な構造なのかもしれません)
そして充電が満タン、または新品の電池などの初期電圧は公称電圧よりも高くなるという特性があります。なので最大(max)電圧が約40Vということでこれは他のメーカーでも同じことがいえます。

40Vmaxという表現は間違ってはいないし40Vと聞くと力が強いのでは?と思ってしまうところが上手いですよね。マキタの販売戦略というわけです。

マキタのインパクトレンチに向いている作業

作業で大きいナットを扱うことが多い、または雨風の影響を受ける外現場には耐久性のあるマキタのインパクトレンチがおすすめです。

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