ハンマードリル界のトップブランドHILTIの TE 70-ATC-AVR ロータリーハンマーはまさに最強のハンマードリルと呼ぶにふさわしいスペックです。
HILTI / TE-70の特長
TE-70はヒルティのハンマードリルの中でも最上級モデルになります。大口径の穴や強い負荷のかかる深い穴をあける作業に最適です。
ここではヒルティの特長を他メーカーと比較していきます。
1最大穴あけ能力
使用可能なビットはドリルビットで12~55mm、コアビットで12~150mmまでなのでドリルビットに関してはハンマードリルの中で最も大きな穴をあけることができます。
2打撃回数
マキタとハイコーキの同クラスのハンマードリルの1分間における打撃回数がおよそ2200回なのに対しヒルティのTE-70は約2800回と大きく差がついています。
ハンマードリルは穿孔の際キリの先端の打撃によってコンクリートを粉砕し、回転によって外に排出しながら穴をあけていくので打撃回数が多いということは穿孔速度や負担の軽減にもつながります。
ハンマードリルは能力が高い機種になるほど回転数、打撃回数は少なくなるのですがこれは機械の制御や安全性によるものだと思います。
他メーカーと比べて打撃回数を多くできたということはヒルティの強みといえます。
ヒルティ TE-70 |
マキタ HR-5212C |
ハイコーキ DH52MEY |
---|---|---|
55mm | 52mm | 52mm |
2830回/分 | 2250回/分 | 2200回/分 |
3アクティブ トルク コントロール (ATC)
アクティブトルクコントロール (ATC)とは本体回転防止機能のことです。
ハンマードリルで穴をあけているところに鉄筋があるとキリの先端が引っかかって反動で機械本体が振り回されてしまい怪我をする危険があります。高所作業時などは墜落する可能性もあります。
ヒルティのATCは鉄筋にドリルが噛んだ場合、本体内蔵のセンサーが瞬時に感知しモーターを停止させるのと同時に安全クラッチによって反動力を逃がすので安全に作業することができます。
4アクティブ・バイブレーション・リダクション(AVR)
アクティブ・バイブレーション・リダクション(AVR)とは振動軽減システムのことです。
持ち手と本体の間にスプリングが入っていて衝撃や振動を吸収することにより作業員への健康被害や負担を軽減します。
ヒルティではほとんどの機種にAVRがついています。